競馬カード そのデータと歴史

プロパシフィック・ジャパン/ザ・クラシック



98年4月発売、全640種類
(パック内460種類、パック外180種類)、
パラレル540種類(パック内360種、パック外180種)、
推定30万パック発行。
バンダイ/サラブレッドカードを始めとする、
ぬるま湯のような国産馬トレカ業界に
激震を与えた、質の高い逆輸入パック。
発売されるやいなや1パック700円(税込)という価格にもかかわらず
各地で売り切れ続出し、瞬間的売上では
王者バンダイ/サラブレッドカードの牙城を
初めて切り崩してしまった。
このパックの魅力はといえば
フレアーショーケースそっくりの派手な外見とパラレルの多さ、
そして国内初の限定1枚 1of1 Majesty の存在であるが、
そのMajestyの現在の流通価格は
サクラバクシンオーの20万円(税込)、ナリタブライアンの120万円(税込)と
驚異的価格ながら細々と流通しており、
コレクター諸氏はそのお気に入りの1枚を求めて
全国を探し回っているという。
もちろん、この価格にもかかわらずだ・・・。
しかし、販売元の日本フレックス社は
ザ・クラシック1998発売から、
わずか40日で倒産してしまう。
同社主力商品である携帯型ペットゲームの不振による
膨大な累積赤字がその原因である。
負債総額約40億円(税込)の前には
ザ・クラシックのヒットなど焼け石に水。
倒産当時、管財人が管理する倉庫には
山のような携帯型ペットゲームと、
3万パックほどのザ・クラシックのカートンが、
ひっそりと眠っていたという。
さて、ほとんどの小売店舗で完売してしまったこのパック、
日本フレックス倒産の影響もあってか、プレミア価格がつき、
最高価格では1パック2000円(税込)まで上がったという話も。
このような状況下の中、今秋スターコーポレーションから廉価版
「ザ・クラシック1998Road To The Winner」が発売され、
そのレデンブションキャンペーンの影響で、
Triumph、大川コレクションが
今また脚光を浴びているが、
肝心の中身が前作ほど、
反響がないのがいささか気がかりなところである。

データから見る ザ・クラシック 1998

Triumph

全90種類
推定発行枚数1296000枚
1種類につきの
推定発行枚数各14400枚
ザ・クラシック 1998のパックからのみ出現する。

Precious

全90種類
推定発行枚数108000枚
1種類につきの
推定発行枚数各1200枚

ザ・クラシック 1998のパックからのみ出現する。

Superior

全90種類
推定発行枚数54000枚
1種類につきの
推定発行枚数各600枚
ザ・クラシック 1998のパックからのみ出現する。

Fantasy

全90種類
推定発行枚数13500枚
1種類につきの
推定発行枚数各150枚
ザ・クラシック 1998のパックからのみ出現する。

Majesty

全90種類
推定発行枚数90枚
1種類につきの
推定発行枚数各1枚

ザ・クラシック 1998のパックからのみ出現する。
大川コレクション 全9種類
推定発行枚数27000枚
1種類につきの
推定発行枚数各3000枚
ザ・クラシック 1998のパックからのみ出現する。

Triumph

プロモーションカード
全90種類
推定発行枚数54000枚
1種類につきの
推定発行枚数各600枚
1−8迄はショップおよび通販の際のサービスとして流通、9−90迄は雑誌
トレーディングカードマガジンの全員プレゼントにて大多数がプレゼントされた。

穴あきMajesty

全90種類
推定発行枚数900枚
1種類につきの
推定発行枚数各10枚
(国内5枚)
別項コラム参照

コラム 穴あきMajestyとは何か?

Majesty−1of1"The only one in the world"。
世界でたった1枚しかないはずのMajesty、
実は生産時には1枚以上存在したのです。
Majestyは当初フレア社の工場において11枚が生産されました。
その中で最も状態の良いものを選び、
それが世界で1枚のカードMajestyとなったのです。
そこで残った10枚はどうなったのでしょう。
それらはお役ごめんとばかりに
パンチ穴をあけられて穴あきMajestyとなりました。
いわば予選落ちのMajestyですね
(この穴の位置は1枚1枚違う。例えばトウカイテイオーならば
10種類違ったバージョンの穴あきMajestyが存在することになります)。
この穴あきMajestyはいったい何に使われたのでしょう。
実はパックに入っていたチエックリスト裏のプレゼントキャンペーン
B賞のスペシャルカードというのがそれ。
プレゼントキャンペーン以外には状態の悪いFantasyをパックから
お客様が出したときのクレーム処理などに使われたようです。
さて、気になる流通枚数と価格ですが、全10セットのうち5セットは
おそらく日本には存在せず、残りの5セットのうち4セットはクレーム処理、
プレゼント発送などですでに出回っており、最後の1セットは
業務を引き継いだプロパシフィックジャパンが、
現在プレゼント発送用に所持しています。
なお、細々とながら流通している穴あきMajestyの価格は
Fantasyの約3倍−5倍と、本物のMajestyと比較して、
全く手が届かないわけでもないといったところです。


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