競馬カード そのデータと歴史

バンダイ/サラブレッドカード


95年度版
96年3月発行、全144種類、インサートカード27種類
(メモリアルカード27種類)推定100万パック発行。
それまで東ハトのカード付きスナック菓子『馬勝った』しか
存在していなかった馬カードなるきわものを
一躍全国区に押し上げた馬カード界の大功労者で、
そのインサートカードは現在でも、
最低2000円(税込)以上はするというお化けパック。
特に初版M26ウイニングチケット
(いわゆる裏ウイニングチケット、裏というからには
もちろん表も存在し2版から写真が変わったものがそれである。)は、
そのブーム全盛期にはオークションで最高15万円(税込)、
ショップの店頭売りで8万円(税込)というスーパープレミアムカードとなり、
各界の話題をさらった。
競馬カードバブル崩壊後の現在,
その市場価格は4−5万円(税込)とかなり下がったが,
現在でもやはり人気のカードの一つであることは間違いない。

95年度版抽プレゴールドサインメモリアルカード
96年発行、全14種類、推定3万枚発行。
95年度版パックに必ず1枚入っていた
ファンキットカードなるスクラッチカードの当たりカードを送ると
抽選で2970名に10枚一組で当たったカード。
現在のプレミア価格は,かなり下がっており
1枚4000円(税込)から13000円(税込)と,
全盛期の’95メモリアル並みの価格まで
プライスダウンしたが,
既に需要は止まっており,
ショップの単なる飾り物となっている場合が多い。

96年度上半期版
96年9月発行、全242種類、インサートカード27種類
(メモリアルカード27種類)推定230万パック発行。
95年度版の品切れ続出、大好評に答えて登場したものの、
前作に比べた制作期間の短さからかエラーが続出し、
そのうえメモリアルカードにおける95年度版と異なる
デザインの賛否両論、
あまりにも弱すぎる馬のラインナップと
今一つの評判であった。
だが、それにも関わらず売れ続け、
とうとう230万パックも売ったのかと思いきや
96年下半期発売以後もまだ在庫が
残っていたらしく発売され続け、
特に97年8月以降はなぜか96下半期が出荷されずに
96上半期だけが出荷されるというよくわからない状況になり、
メモリアルカードのプレミア価格も一部の店では
1枚300円(税込)ぐらいまで下がってしまった。
現在のメモリアルカードのプレミア価格は
400円(税込)から2000円(税込)くらいと
かなり,下がってきており初心者に集めやすい
シーズンとなっている。
しかし、バンダイがどれだけ在庫を抱えていたのかは謎である。

96年度上半期版抽プレゴールドサインメモリアルカード
97年発行、全13種類、推定2万枚発行。
96年上半期版に必ず入っていたプレゼントキャンペーンカードを
3枚一口で送ると抽選で1970名に10枚一組で当たったカード。
そのプレミア価格は前回より発行枚数が減ったのと
元のカードの人気薄を考え合わせると
6000円(税込)から12000円(税込)ぐらいが妥当か?
と思っていたら予想以上に人気がなく現在でのプレミア価格は
3000円(税込)から6000円(税込)と寂しい結果で定着している。

96年度下半期版
97年3月発行、全231種類、インサートカード26種類
(メモリアルカード17種類、ゴールドサインジョッキーカード9種類)
推定160万パック発行。
他社2社の参入による3社競馬カード戦争という状況の中、
メモリアルカードにおける有名人気馬の起用、
95年度版に戻したデザインなどでなんとか
競馬トレーディングカードの元祖たる意地を見せたパック。
現在のメモリアルカードならびゴールドサインジョッキーカードの
プレミア価格は400円(税込)から3000円(税込)と
これまたプライスダウンしており,
比較的コンプリートが容易なシーズンである。

96年度下半期版抽プレメタリックメタモリアルカード
プレゼントキャンペーン版
98年発行、全14種類
(96下半期MM-1−7・10−15・17)推定2万枚発行。
96年下半期版に必ず入っていたプレゼントキャンペーンカードを
3枚一口で送ると抽選で1970名に10枚一組で当たったカード。
現在のプレミア価格は1枚2000円(税込)−12000円(税込)。
ラジオ短波流出版
98年発行、全12種類(MM-8・9・16 MGS1−9)
プレゼントキャンペーン版を起こすときに、
間違えてインサートを全部刷ってしまったもので、
そのまま破棄されることなくカードショーにおいての抽プレ、
雑誌『馬劇場』でのプレゼントなどで5−10セット流出。
現在のプレミア価格はセットで20万円(税込)。
なお、バンダイ及びラジオ短波に残されていたと思われる
残りの1900セットは公式的には破棄された様子。

97年度上半期版
97年9月発行、全279種類、インサートカード55種類
(メモリアルカード27種類、メモリアルジョッキーカード9種類、
リーディングサイアーカード9種類(PVバージョンのみインサート)、
リーディグホースカード9種類(RVバージョンのみインサート)、
プレゼントカードカード1種類)
推定140万パック発行。
このシーズンの目玉は、
RVバージョンとPVバージョンと2つに分けたことと、
1980枚限定のプレゼントカードの存在。
エクスチェンジ可能期間内のプレゼントカードのプレミア価格は
8万円(税込)から10万円(税込)と、かなり高額なものであったが、
これがエクスチェンジされて3冠馬カード5枚セットとなった今、
そのカードの構成(5種類でフルコンプ)と材質
(ホログラム加工のためアルバムに入れてもわかりにく映えない)
のせいか,あまり人気がなく
プレミア価格も3万円(税込)−5万円(税込)と寂しい結果となっている。

97年度下半期版
98年3月発行、全248種類、
インサートカード47種類
(メモリアルカード27種類、獲得賞金馬ベスト9
(PVバージョンのみインサート)、
JRA賞受賞馬(RVバージョンのみインサート)、
プレゼントカード1種類)
推定80万パック発行。
今回の目玉は、雑誌『馬劇場』誌上で行われた
人気投票によって決定されたメモリアルカード。
このパック出足は好調だったのだが、
4月発売の他社新ブランド『ザ・クラシック』の登場によって
完全に売上を食われ、初の敗北を喫してしまった。
その上、95年度版から影でメディアとして
同ブランドを支えていた雑誌『馬劇場』が10月号を最後に休刊、
また、JRA施設関係のみ限定発売のRVバージョンも
このシーズンを最後に終了と、
サラブレッドカードにとって、
一つの大きな節目となったシーズンであった。

98年度上半期版
98年9月発行、全232種類、
インサートカード63種類
(メモリアルカード27種類、パラレルメモリアル27種類、
ナンバリングカード9種類)
推定60万パック発行。
今回の目玉は、久々にデザインが一新されたメモリアルカードと、
メモリアルパラレルカード、ナンバリングカードの存在。
このシリーズはナンバリングカードをインサートしている関係上
推定発行枚数が60万パック弱と考えられ、
戦略的に完売を狙ってきている。
エポック-駿-、日刊スポーツ-Gホース-が
馬カード業界から脱落したため
『スターコーポレーション/ザ・クラシック1998
・Road To The Winner』との
完全な一騎打ちとなってしまった。
今現在振り返ってみると,評価的にはサラブレッドカード,
売上的にはRoad To The Winnerといったところであるが,
ショップ及び問屋の在庫状況から見ると,
サラブレッドカードの勝ちといってもよさそうである。
さて,馬カード界の老舗バンダイも前作の反省からか、
さすがに安閑とはしてられないようで、
今回はさすがに打つ手が早い。
休刊したラジオ短波『馬劇場』の代わりにと、
早々と芸文社『競馬フォーラム』と提携、
メディアの空白をとりあえずは埋め、
JRA施設関係のみ限定発売だったRVバージョンを
新ブランド『ザ・グレードワン』として新展開と、
改たな戦略に乗り出している。

98年度下半期版
99年3月発行、全196種類、
インサートカード63種類
(メモリアルカード18種類、パラレルメモリアル18種類、
ナリタブライアンメモリアルカード9種類,
ナリタブライアンパラレルメモリアルカード9種類,
ナンバリングカード9種類)
現在発売中。
今回の目玉は、初の試みとなるセットメモリアルカードと
そのパラレルセットメモリアルカード。
このシリーズもナンバリングカードをインサートしている関係上
推定発行枚数が60万パック弱と考えられがちだが、
実際に出荷されているのは40万パック程度であり,
ナンバリングの欠番がいくつか存在するもののと思われる。
この出荷量の少なさの原因は,市場調査の結果から
40万パックしか出せないとの結論が出たことと、
『シリーズ’95』以来,販売事業を手がけていた
『バンダイ/トイ第一事業部』が取り扱い部署としては,
今シーズンが最後なることから生じる,早期完売意識。
時機シーズンから取り扱い部署となる『ベンダー事業部』への
引継ぎ意識などが考えられる。
結果的には,既に品切れ店続出のこのシリーズ。
近い将来,インサートのほとんどが稀少となり,
プレミア価格が上昇するかもしれない。


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